受診案内
日本大学医学部附属板橋病院
〒173-8610 東京都板橋区大谷口上町30-1
初診予約(紹介状をお持ちの方)☎03-3972-8197
お電話でのお問い合わせ ☎0570-01-8111【ナビダイヤル】
外来診療受付時間
月〜金曜日 土曜日 日曜・祝日
初診(紹介状あり) 8:30〜13:00 8:30〜11:00
休診
初診(紹介状なし) 8:30〜11:00
再診
初診の方へ
以下の方は初診となります。
・当科を初めて受診される方
・最終受診時から6ヶ月以上受診していない方 (予約診療以外)
紹介状について
*当院は特定機能病院のため、初診時に紹介状をお持ちでない場合には、初診時特定療養費9,900円(税込)の自己負担となりますことをご了承ください。
予約制
当院では予約制を導入していますので、ご協力をお願いします。
日本大学病院 (駿河台病院)
〒101-8309東京都千代田区神田駿河台1-6
初診予約(予約センター)☎03-5577-3448
お電話でのお問い合わせ ☎03-3293-1711【代表】
外来診療受付時間
月〜金曜日 土曜日 日曜・祝日
初診 8:00〜11:00 8:00〜11:30
13:00〜15:00
休診
再診 8:00〜11:30 8:00〜11:30
(午後は予約診療のみ)

外来担当表
日本大学医学部附属板橋病院
月 火 水 木 金 土
副島一孝 樫村 勉 副島一孝 樫村 勉 長崎敬仁 樫村 勉 (1週)
(部長) (科長) (部長) (科長) 宮下采子 (2週)
宮下采子 宮下采子 長崎敬仁 岡本 峻 副島一孝 (3週)
(2,4週) 長崎敬仁 (4週)
岡本 峻 交代制 (5週)
(1,3週)

形成外科外来
日本大学病院 (駿河台病院)
月 火 水 木 金 土
(午後) (午前) (午前)
樫村 勉(1週) 新立美樹 宮下采子
長崎敬仁 (2週)
副島一孝 (3週)
宮下采子 (4週)
交代制 (5週)
日本大学医学部附属板橋病院地下1階
*救急外傷に対する当科の対応について
時間外・休診日は救急外来ERで初期診療を行い、必要に応じて形成外科がオンコールで対応します。
ERで処置を受けた場合、翌日形成外科を受診いただき、必要に応じて専門的治療を追加します。翌日であれば、再縫合を行うことも可能です。
外傷 (熱傷を含む)
1. 顔面外傷・顔面骨骨折
顔面は、交通事故、転倒、スポーツ、暴力などによって外傷を受けやすい部位です。
顔面の傷あとや変形は、外観上の問題だけでなく、精神的・心理的な負担にもなることがあります。また、顔面骨骨折を伴う場合には、顔面の変形のみならず、しびれ、口が開きにくい、かみ合わせが悪い、物が二重に見えるなどの症状や後遺症を生じることがあります。
顔面骨骨折の手術は、原則として入院のうえ、全身麻酔下に行います。
① 顔面皮膚軟部組織損傷
顔面の傷では、傷あとをできるだけ目立たなくすることが重要です。
顔面神経、涙の通り道である涙道、唾液の通り道である唾液腺管などが損傷している場合には、初期治療が適切に行われないと後遺症を残す可能性があります。
損傷の程度に応じた処置を行うとともに、治療後も傷あとに対する継続的なケアを行います。
② 顔面骨骨折
1) 鼻骨骨折
鼻骨骨折は、顔面骨骨折の中でも頻度の高い骨折です。受傷後2~3週間以内であれば、顔の表面に傷をつけずに整復できる場合があります。
基本的には入院のうえ、全身麻酔下に整復を行います。骨折の状態などによっては、局所麻酔による日帰り手術を行うこともあります。手術中には超音波診断装置を用いて、骨の位置を確認します。
受傷から1か月以上経過した陳旧性の変形では、鼻腔内から骨切りを行い、必要に応じて骨移植を併用することもあります。
2) 眼窩骨骨折
眼窩骨骨折では、眼球運動障害による複視、眼球陥凹、頬部のしびれなどを生じることがあります。
通常、受傷から2週間程度経過観察を行っても複視が改善しない場合、あるいは眼窩内容の副鼻腔への組織逸脱量が多く眼球陥凹を来すことが予想される場合に手術を行います。
線状骨折を来して、外眼筋が骨折部に絞扼(挟まれてしまう)された症例では、眼球運動が著しく制限され、迷走神経反射(徐脈、嘔気)を来します。骨が柔らかい小児に多く発症するとされます。治療が遅れると、眼球運 動障害の後遺症を残すことがあり、緊急手術を行っています。
手術はまぶたの縁などから骨折部に到達して整復を行い、必要に応じて肋軟骨、腸骨、吸収性プレートなどを用いて骨の欠損部を補います。
当科では、3D実体モデルを用いた手術シミュレーションを併用して、より正確で身体への負担が少ない治療を行っています。
3) 頬骨骨折
頬骨骨折は、頬に強い力が加わることで生じます。頬の平坦化や左右差、頬や上唇のしびれ、口の開けにくさ、物が二重に見えるなどの症状を生じることがあります。
骨のずれが大きい場合には、入院のうえ全身麻酔下に骨折部を整復し、必要に応じて吸収性プレートなどを用いて固定します。骨折の状態によっては、口腔内、まぶた、眉毛付近などから骨折部に到達します。
当科では、3D実体モデルを用いた手術シミュレーションを併用するとともに、術中に超音波診断装置を活用して整復状態を確認し、できるだけキズアトが目立ちにくく、身体への負担が少ない治療を行っています。
2. 手足の外傷
形成外科では、手足の切り傷、皮膚欠損、腱や神経の損傷、指の骨折、指の切断などを治療します。
傷から出血している場合には、清潔な布などを傷口に当て、直接圧迫して止血します。輪ゴムやひもで指を強く縛ると、指先の血流が悪くなったり、かえって出血が増えたりすることがあるため、避けてください。
しびれがある場合や、指の曲げ伸ばしができない場合には、神経や腱が損傷している可能性があります。損傷の程度や部位によっては手術が必要となり、手術後の固定や長期間のリハビリテーションを要することがあります。
指を切断した場合には、切断された指を清潔な布で包み、密閉したビニール袋に入れます。その袋を氷水の入った容器に入れて搬送してください。切断された指を直接氷水に入れたり、凍らせたりしてはいけません。
再接着術では、顕微鏡下に血管や神経を吻合します。手術後の入院期間は10日~2週間程度が一つの目安ですが、損傷の程度、血流の状態、治療経過などによって異なります。退院後も、患部の安静やリハビリテーションが必要です。
損傷が強い場合には、再接着した指の血流が回復せず、壊死する可能性があります。その場合には、断端形成術、植皮術、足趾移植術などを検討します。
3.熱傷
熱傷は、熱湯、蒸気、油、アイロン、火などの熱によって皮膚が損傷した状態です。損傷の深さによって、Ⅰ度、Ⅱ度、Ⅲ度に分類されます。
Ⅰ度熱傷
皮膚の表面の表皮だけが損傷した状態です。皮膚の赤みと痛みを認めますが、多
くは3~4日程度で、傷あとを残さずに治ります。治癒までの期間は、受傷範囲や
患者さんの状態によって異なります。日焼けもⅠ度熱傷に含まれます。
Ⅱ度熱傷
損傷が真皮に及んだ状態で、水疱を形成します。
真皮の表層までの浅いⅡ度熱傷は、毛包などに存在する表皮幹細胞により2週間
以内に治り、 傷あとが残りません。原則として軟膏や創傷被覆材を用いて治療し
ます。ただし、受傷範囲や感染の有無などによって、治癒までの期間は異なりま
す。また、治った後にしばらく炎症性の色素沈着を来しますので、遮光が重要で
す。
真皮の深層まで至る深いⅡ度熱傷では、治癒まで3週間以上を要し、傷あとが残
ります。当科では細胞増殖因子製剤(bFGF製剤)と特殊な創傷被覆材を用いて治療
を行っています。しかし、広範囲であったり感染を併発した場合には手術が必要
となることがあります。
Ⅲ度熱傷
損傷が皮下組織まで及んだ深い熱傷です。皮膚は硬く乾燥し、自然な皮膚の再生が期待できないため、多くの場合は手術治療を検討します。
広範囲の熱傷では、熱傷性ショックを起こす可能性があります。その場合には、救命救急センターと連携して全身管理と治療を行います。
当科は東京都熱傷連絡協議会に加盟しており、東京都の14の熱傷専門施設の一つとして初療から社会復帰まで総合的に熱傷治療を行っています。
新しい熱傷治療
当科では、熱傷の深さや範囲、受傷からの経過、創部の状態、患者さんの年齢や全身状態などを総合的に評価し、適応を慎重に判断したうえで、酵素的デブリードマンや、自家細胞懸濁液を用いた治療など、新しい治療法を導入しています。
これらの治療により、壊死した組織をできるだけ選択的に除去し、採皮範囲や手術による身体的負担を軽減できる可能性があります。ただし、すべての熱傷に適用できる治療ではなく、従来の外科的デブリードマンや植皮術が適切な場合もあります。
また、広範囲の深い熱傷に対する自家培養表皮移植術についても豊富な治療経験があります。救命救急センターをはじめとする関連診療科と連携し、広範囲熱傷や全身管理を必要とする重症熱傷にも対応しています。治療方法は、個々の患者さんの状態に応じて慎重に選択します。
受傷直後の対応
受傷直後は、水道水で十分に洗浄・冷却してください。その後、湿らせた清潔な布などで傷を保護し、医療機関を受診します。
保冷剤を傷に直接当てると、冷やし過ぎによる障害を引き起こすことがあるため、注意が必要です。
熱傷後の傷あと
深い熱傷の後には、肥厚性瘢痕、ケロイド、関節部の瘢痕拘縮などを生じることがあります。関節部に瘢痕拘縮が生じると、関節の動きが制限されることがあります。当科では、熱傷後の傷あと、ひきつれの治療も行っています。
特殊な損傷
・酸やアルカリによる化学損傷は、受傷時に化学物質とそれに汚染された衣服などを速やかに除去して、十分な流水による洗浄が必要です。特殊な場合を除き中和剤は使用すべきではありません。受傷の原因となった化学物質によって治療が異なりますので、受診時には原因となった化学物質をお知らせ下さい。
・感電などによる電撃傷では、皮膚だけでなく、神経、血管、筋肉、心臓などにも障害が及ぶ可能性があり、受傷後時間が経過してから重症化することがあるので注意が必要です。
・低温熱傷は短時間の接触では問題とならないような中等度の熱源に長時間接触したことで受傷します。電気あんか、ホットカーペット、温風ヒーターなどでの受傷が代表的です。受傷初期の皮膚所見は軽度に見えても、深達性の熱傷であることが多く注意が必要です。

再建外科
がんや肉腫などの腫瘍を切除した後に、皮膚、皮下組織、筋肉、骨などの大きな欠損が生じると、機能や外観に問題が残ることがあります。
形成再建外科では、患者さん自身の皮膚、脂肪、筋肉、骨などを用いて欠損部を修復し、機能と外観の回復を目指します。
治療は形成外科だけでなく、皮膚科、耳鼻咽喉科、歯科口腔外科、整形外科、消化器外科などの関連診療科と連携して行います。
主な再建方 法には、身体のほかの部位から皮膚を移植する植皮術、欠損部周囲の皮膚や筋肉を移動する局所皮弁術、欠損部から離れた部位の組織を移植する遊離皮弁術があります。
遊離皮弁術では、前腕、腹部、大腿部、背部などから採取した組織を移植し、移植組織の血管と再建部の血管を顕微鏡下に吻合して血流を再開させます。
病状や欠損の大きさ、部位、患者さんの全身状態などは一人ひとり異なります。関連診療科と十分に検討したうえで、適切な再建方法を選択します。
乳房切除後の再建
乳房切除後の再建では、患者さんの希望、乳がん手術の内容、胸部の状態、全身状態などに応じて手術方法を選択します。
乳房を完全に元と同じ状態に戻すことは困難ですが、反対側の乳房にできるだけ近い形を目指して再建します。
再建方法は、乳房インプラントなどの人工物を利用する方法と、患者さん自身の組織を移植する方法に大きく分けられます。
人工乳房による再建
まず組織拡張器(エキスパンダー)を大胸筋下に挿入します。術後に健側と同じ程度まで拡張させ、その後、4~6か月程度を目安に乳房インプラントに入れ替えます。治療期間は、皮膚や胸部の状態、追加治療の予定などによって異なります。
身体のほかの部位に大きな傷をつけずに乳房を再建できることが利点です。一方、インプラントの破損や露出、感染など、人工物に特有の合併症を生じる可能性があります。
当科では、BIA-ALCL(Breast Implant-Associated Anaplastic Large Cell Lymphoma:乳房インプラント関連未分化大細胞型リンパ腫)の発症リスクが低いとされる、表面が滑らかなスムースタイプの乳房インプラントを主に使用しています。
自家組織による再建
患者さん自身の皮膚、脂肪、筋肉、血管などを胸部に移植する方法です。
自然な質感が得られ、乳房のボリュームと皮膚を同時に再建できることが利点です。一方、組織を採取する部位に傷あとが残り、部位によっては機能的な負担を生じることがあります。
腹直筋皮弁、広背筋皮弁などを用いて再建します。必要に応じて、後日、自家脂肪注入による形態修正を行うことがあります。
乳頭・乳輪の再建
乳頭・乳輪の再建は、乳房再建後6か月程度を一つの目安として行います。再建乳房の状態や乳がん治療の経過によって、実施時期は異なります。
反対側の乳頭の一部や、再建乳房の皮膚を利用して乳頭を形成します。乳輪の再建には、植皮や医療用色素による着色などを用います。または、医療用刺青、人工乳頭などの選択肢もありますので主治医とご相談いただけます。
皮膚・皮下腫瘍、母斑、血管腫
しこり・ほくろ・あざ
皮膚や皮下にできる腫瘍には、多くの種類があり、大きく良性腫瘍と悪性腫瘍に分けられます。
代表的な良性病変には、ほくろ、いぼ、粉瘤、脂肪腫、脂漏性角化症、血管腫などがあります。
ほくろ(色素性母斑)
褐色から黒褐色の病変で、平らなものから盛り上がったものまであります。
病変の大きさや部位、性状に応じて、切除・縫合、電気メス、レーザー治療などを行います。稀に悪性皮膚腫瘍の発生母地になることがあるので、検査目的に切除する場合は健康保険の適用となります。外観の改善のみを目的とする場合には自費診療となることがあります。
いぼ(尋常性疣贅)
ウイルスが皮膚に感染することで生じる病変です。
液体窒素による治療が一般的ですが、治りにくい場合には、切除術や炭酸ガスレーザーによる治療を行うことがあります。
粉瘤(表皮嚢腫)
皮膚の下に袋状の構造ができ、その中に角 質などがたまる良性腫瘍です。
感染すると、腫れ、赤み、痛みなどを生じます。基本的には、炎症がない時期に袋を含めて切除します。
脂肪腫
皮下に生じる柔らかい良性腫瘍です。
大きくなると、違和感や圧迫感を生じることがあります。治療は手術による摘出です。多くは局所麻酔で対応できますが、大きさや発生部位によっては全身麻酔が必要となる場合があります。
脂漏性角化症
加齢に伴って生じることが多い、いわゆる老人性のいぼです。顔面、頭部、体幹などに生じ、かゆみを伴うことがあります。電気メスや炭酸ガスレーザーで剥削して治療します。
血管腫
血管を構成する細胞や血管構造の異常によって生じる腫瘍で、血管自体が増殖する「血管腫」と血管は増殖せず異常に集合した状態である「血管奇形」に大別されます。
①血管腫
代表的なものに乳児血管腫があります。従来「いちご状血管腫」と呼ばれていたように、生後すぐは赤みがある程度ですが、数ヶ月でいちごのように増殖します。通常は3歳ころをピークに自然消退しますが、傷あとが残ります。早く消退させるためにレーザー治療や内服薬による治療を行うこともあります。
②血管奇形
・単純性血管腫(ポートワイン血管腫):扁平ないわゆる「赤あざ」です。レーザー治療が主な治療ですが 当科では赤あざに対するレーザー治療は行っていません。
・サーモンパッチとウンナ母斑:赤ちゃんの額、まぶた、人中などに見られる単純性血管腫に見える赤あざをサーモンパッチ、首のうしろに見られるものをウンナ母斑といいます。いずれも、通常は数年で自然に消退します。
・静脈奇形:小さいものは切除、電気焼灼などを行いますが、大きいものは硬化療法を行うことがあります。2026年に静脈奇形に対する硬化療法が保険適用になり、当科でも治療が可能になりました。
・動静脈奇形:動脈と静脈が毛細血管を介さずに直接繋がることでできる異常な血管の塊です。血流が豊富で拍動を触れることもあります。手術による治療は慎重に行います。放射線治療科による血管塞栓術が選択されることもあります。
先天異常
顔面の先天異常
・口唇裂・口蓋裂:胎児期に上唇、歯肉、上顎、口蓋などが形成される過程で、組織の癒合が十分に進まず、生まれつき裂が残った状態です。
上唇にわずかな傷あと状の変化がみられるものから、上唇、歯ぐき、口蓋を経て口蓋垂まで広く裂が続くものまで、その程度はさまざまです。
哺乳機能、言語機能、かみ合わせ、外観などの改善を目的として、成長段階に応じた治療を行います。口唇裂の手術は、一般に生後6か月、体重6kg程度を目安として、全身麻酔下に行います。入院期間は7日程度が目安ですが、患者さんの状態や手術後の経過によって異なります。
両側口唇裂では、手術前に矯正装置を使用することがあります。
口蓋裂の治療には言語治療が必須となりますので、言語治療が可能な施設に紹介しています。
・先天性眼瞼下垂症:瞼を持ち上げる眼瞼挙筋の機能が生まれつき弱いことにより瞼を十分にあけられない状態です。眼瞼挙筋の機能が2〜4mmに満たない場合には吊り上げ術を行います。大腿筋膜をスリット状に加工して、瞼板と前頭筋を直結して、前頭筋の収縮により開瞼できるようにする手術です。小児では原則として全身麻酔下に行います。
手足の先天異常
手足に生まれつきみられるさ まざまな形態異常に対し、皮膚、腱、骨などの形成手術を行い、機能面と整容面の改善を目指します。
対象となる疾患には、指または趾が癒合した合指症・合趾症、指または趾の数が多い多指症・多趾症、指または趾が短い短指症・短趾症、指が太く長くなる巨指症などがあります。
このほか、手足の中央部の指が欠損する裂手・裂足、手足の一部に生まれつきくびれがみられる先天性絞扼輪症候群なども治療対象です。
母指多指症、小趾多趾症、第4趾短縮症など、それぞれの変形と成長に応じて適切な治療方法と手術時期を検討します。
躯幹の先天異常
・漏斗胸・鳩胸:胸郭の先天異常として胸の中央部が陥凹する漏斗胸と突出する鳩胸があります。当院では16歳以上を呼吸器外科、16歳未満を小児外科に紹介しています。
・臍ヘルニア:俗に言う「でべそ」のことです。2歳くらいまでに自然治癒が期待できますが、それ以降では手術(ヘルニア門の閉鎖術と臍形成術)を行います。臍帯ヘルニアとは病態が異なります。
・尿膜管遺残症:胎児期に臍と膀胱をつないでいた尿膜管が出生後も遺残した状態のことです。臍の下までの遺残から膀胱まで開存しているものまで様々な程度があります。それだけでは無症状ですが、細菌感染を併発すると臍炎を生じ、臍から膿が出ます。MRIで病 態を確認し、炎症の再燃を繰り返す場合には尿膜管摘出術を検討します。膀胱まで開存している場合には泌尿器科と合同で治療に当たります。
・脊髄髄膜瘤(二分脊椎):胎児期に脊柱管を形成する神経管の閉鎖不全が生じた状態を二分脊椎といい、出生時に皮膚が閉じきらずに神経、髄膜が体表に露出した状態を脊髄髄膜瘤といいます。胎児期に診断し、出生と同時に脳神経外科と合同で閉鎖手術を行っています。
頭蓋の先天異常
・頭蓋骨早期癒合症:乳児の頭蓋骨のつなぎ目は癒合しておらず、乳児期の脳の発育による拡大に応じて頭が大きくなります。頭蓋骨早期癒合症は頭蓋骨のつなぎ目が異常に早く癒合してしまう病気です。それにより、頭蓋骨の正常な発育が妨げられ、変形を来したり、頭蓋骨内の圧が高くなり、脳の発達にも影響を及ぼすことがあります。治療は頭蓋骨の形態の修復です。当院では脳外科が主体で行っており、当科も連携しています。
顔面神経麻痺
顔面神経麻痺は、外傷、ウイルス感染、脳血管障害、聴神経腫瘍や耳下腺腫瘍の手術などによって生じます。生まれつきの場合や、原因が明らかでない場合もあります。
顔の片側が動かない、顔が左右非対称になる、目を閉じることができない、口角が下がる、よだれが出るなどの症状がみられます。
原因疾患がある場合には、まずその治療を行います。発症初期には、耳鼻咽喉科や脳神経内科などで薬物療法や理学療法を行います。半年程度経過しても改善しない場合には、形成外科顔面神経麻痺後遺症外来で手術治療を検討します。
外傷や手術によって顔面神経が切断されていることが明らかな場合には、早期の手術が必要となることがあります。
手術方法には、神経縫合術、神経移植術、筋肉移植術、筋膜を用いた吊り上げ術などがあります。年齢、発症からの期間、原因、症状、持病などに応じて、表情運動の回復を目指す動的再建術と、眉毛や口角などの位置を整える静的再建術を選択します。
目を閉じることができない兎眼症に対しては、側頭筋移行術による動的再建術を行っています。
眼形成外科
眼瞼下垂症
眼瞼下垂症は、上まぶたが下がり、瞳にかかることで物が見えにくくなる状態です。先天性と後天性があり、後天性では加齢によるものが多くみられます。上まぶたの皮膚のたるみ、まぶたを持ち上げる眼瞼挙筋の腱膜が瞼板に付着する部位の緩みなどが主な原因です。また、ハードコンタクトレンズの長期装用、プロスタグランディンを含有する緑内障治療点眼薬の長期使用が原因となることがあるとされています。高齢者の眼瞼下垂の中にも眼瞼挙筋の機能低下によるものもあります。
まぶたの重さや視野の狭さを感じるほか、額に力を入れて目を開けようとすることで、頭痛、肩こり、首筋の張りなどを生じることがあります。
治療方法は病態に応じて選択します。余分な皮膚を切除する余剰皮膚切除術、緩んだ眼瞼挙筋腱膜を修復する挙筋前転術などを主に行います。高齢者でも眼瞼挙筋の機能が低下している場合には、前頭筋への吊り上げ術を行うことがあります。
成人では主に局所麻酔で手術を行い、原則として1泊程度の短期入院で行っています。
抜糸は手術後約1週間が目安です。腫れや傷あとが落ち着くまでには、数か月を要します。
手術によって視野が広がり、頭痛や肩こりが改善することがあります。一方、内出血、ドライアイ、左右差、目つきや顔の印象の変化などを生じる可能性があります。手術前に、希望する改善の程度につ いて担当医と十分に相談することが大切です。
眼瞼下垂症の治療は健康保険で行います。
小児の先天性眼瞼下垂については、 をご参照ください。
下眼瞼内反症
下眼瞼内反症は、下まぶたが内側に巻き込まれ、まつげや皮膚が角膜や結膜に接触する状態です。
異物感、流涙、充血、痛みなどを生じ、角膜炎や結膜炎を繰り返すことがあります。重症の場合には、角膜の障害によって視力に影響することもあります。
原因には、加齢によるまぶたの緩み、生まれつきのまぶたの構造、外傷、手術、感染後に生じた瘢痕などがあります。必要に応じて眼科と連携し、角膜や結膜の状態を評価します。
軽症の場合には、点眼薬などを用いて症状を和らげることがありますが、根本的な治療は手術です。
若年者の内反症:眼瞼自体は正常で、睫毛のみが眼球方向に内反している状態です。10歳くらいまでは自然治癒が期待できますが、それ以降で症状が強い場合には手術を行っています。当科では睫毛下の皮下と瞼板を縫合して睫毛を強制的に外反させるHotz変法を基本としていますが、再発することがあり、その場合には下眼瞼牽引筋(LER)の離断術を行っています。
高齢者の内反症:下眼瞼の水平方向の緩み、縦方向の緩みおよび眼輪筋の瞼板状への乗り上げの3つの原因があります。水平方向の緩みに対しては外眼角形成術により下眼瞼を横方向に牽引し、縦方向の緩みに対して下眼瞼牽引筋(LER)の前転術を行っています。眼輪筋の乗り上げが見られる難治例では眼輪筋移行術(修正Wheeler法)を行っています。
瘢痕性内反症に対しては、瘢痕の解除や粘膜移植を行う場合があります。
鼻の外科
鼻は顔面の中央にあり、変形していると目立ちます。その中で斜鼻変形は、鼻が左右のいずれかに曲がって見える状態です。外観上の左右差だけでなく、鼻詰まりや呼吸のしにくさを伴うことがあります。
原因として、鼻骨骨折などの外傷、生まれつきの骨や軟骨の左右差、成長に伴う顔面骨格のゆがみ、過去の鼻手術後の変形などが挙げられます。
治療は、外観と鼻呼吸機能の両方を改善することを重視します。変形の状態に応じて、鼻中隔矯正術、鼻骨骨切り術、耳 介軟骨や肋軟骨などを用いた軟骨移植術、骨や軟骨を用いた隆鼻術などを、全身麻酔下に行います。
鼻中隔弯曲症を伴う場合には、耳鼻咽喉科と連携して合同手術を行います。
耳の外科
耳には、生まれつきさまざまな形態異常がみられることがあります。変形の種類や程度、年齢などに応じて、装具による矯正や手術を行います。
・折れ耳:耳介の一部が途中で折れ曲がった先天異常です。
・絞扼耳:耳介の上部が小さく縮んで前方に折れ曲がっている先天異常です。
・埋没耳:耳介上部の軟骨 が、頭部の皮膚の下に埋もれている先天異常です。眼鏡やマスクを掛けにくいことがあります。
折れ耳、絞扼耳、埋没耳は乳幼児期に、装具を用いた矯正を行います。5-6歳まではまず矯正治療を試みています。矯正治療で改善しない重症例や、装具による矯正が難しい年齢では、手術を検討します。
・副耳:耳の前方や、口から耳に向かう線上にみられる、生まれつきの小さな隆起です。軟骨を含まない場合には、糸で結紮して治療することがあります。治療の時期や方法は、本人またはご家族と相談して決定します。
・耳(前)瘻孔:耳の前方などにみられる、生まれつきの小さな孔です。皮膚の下に嚢胞を形成していたり、長い瘻管が延びていたりすることがあります。感染や化膿を繰り返す場合には、炎症が落ち着いた後に瘻孔切除術を行います。再発を防ぐため、当科では手術用顕微鏡を用いて瘻管を確実に摘出しています。
・小耳症:耳介の一部または全体が小さく、または欠損している先天異常です。外耳道が閉塞している場合もあり難聴を伴うこともあります。
耳垂移動、肋軟骨を用いた耳介軟骨再建、耳起こし術の順に手術を行いますが胸郭の成長を待って小学校高学年で行うことが望ましいとされ
ます。当科では行っていませんので専門施設にご紹介しています。
顔面半側萎縮症
顔面半側萎縮症 (ロンバーグ病)
顔面の片側の皮膚、皮下脂肪、筋肉、骨などが成長とともに進行性に痩せて縮んでいく原因不明の疾患です。
治療:顔面骨の非対称性が軽微な場合には、皮膚軟部組織の陥凹を修正する目的で自家脂肪注入術を第1選択としています。2026年に「K019-02 自家脂肪注入」での算定が可能となり、健康保険での治療が可能となりました。保険点数で1回目と2回目が設定されているように、自家脂肪は単独で注入した場合の生着率は60~70%とされますので、1回の注入では十分な整容的改善が 得られないことがあり、2回以上の注入を要することがあります。
瘢痕・瘢痕拘縮・ケロイド
瘢痕(キズアト):外傷や手術によって生じたキズアトは、整容面の問題だけでなく、精神的・心理的な負担となることがあります。
形成外科では、縫合方法、創部の管理、手術後のアフターケアを工夫し、キズアトをできるだけ目立ちにくくする治療を行います。
目立つキズアトに対しては、それを切除し、真皮縫合などの形成外科的な手技を用いて縫合し直す瘢痕切除術を行います。皮膚のしわの方向と直交するキズアトでは、それをジグザグ状に縫い直す ことで目立ちにくくする場合があります。
外観の改善のみを目的とした治療は、治療内容によって健康保険が適用されず、自費診療となる場合があります。保険適用の可否については、症状や治療目的を確認したうえで、診察時に説明します。
瘢痕拘縮(ひきつれ):外傷や熱傷が治癒した後、または手術後に皮膚が収縮してひきつれた状態を瘢痕拘縮といいます。整容的な問題だけでなく、関節などに生じると曲げ伸ばしに支障を来して機能的な障害の原因にもなります。そのような場合には、手術により瘢痕拘縮を解除し、その結果生じる皮膚欠損に対して植皮、皮弁などにより再建します。
ケロイド・肥厚性瘢痕:いずれもキズアトが赤く盛り上がった状態です。
ケロイドは、元の傷の範囲を越えて広がることが多く、かゆみや痛み、感染、排膿を伴うことがあります。自然に治ることは少なく、治療後も再発する場合があります。
肥厚性瘢痕は、元の傷の範囲内にとどまることが多く、時間の経過とともに徐々に落ち着き、肌の色に近づくことがあります。
治療は保存的治療が基本です。抗アレルギー薬の内服、圧迫療法、シリコンジェルシート、ステロイドテープ・軟膏、ステロイド注射などを行います。
手術は、保存的治療を補う方法として行います。再発を予防するため、手術後の早い時期から保存的治療を再開します。
症例によっては、放射線治療科と連携し、手術後に 電子線照射を行います。
褥瘡・難治性潰瘍
褥瘡
俗にいう「床ずれ」のことで、車椅子生活や寝たきりの状態で身体の一部が長時間圧迫されることで、血流不良となり皮膚や組織が傷つき赤みを帯び、その後表面に傷ができます。進行すると組織が壊死に陥り、深い傷になります。生じやすい部位として、車椅子生活の方は坐骨部、寝たきりの方は仙骨部、大転子部が挙げられます。
予防:定期的に体の向きを変えるなどして同じ部位の長時間(2時間以上)の圧迫を避けること、マットレス、クッションなどを工夫して体圧分 散を行うこと、およびバランスの良い食事による栄養管理が重要です。また、皮膚は清潔に保ち、保湿します。
治療:浅い褥瘡は外来通院での保存的治療を行いますが、組織の壊死を伴う深い褥瘡は原則として入院治療を要します。手術を要することもあります。
難治性皮膚潰瘍
感染、血管障害、知覚障害などによって創傷治癒が妨げられ、長期間治らない皮膚の傷を難治性皮膚潰瘍といいます。
原因には、糖尿病、放射線治療後の障害、動脈硬化、静脈うっ滞、膠原病などがあります。皮膚がんが隠れている場合もあるため、注意が必要です。
低栄養、感染、ステロイドや免疫抑制薬の使用、繰り返す圧迫や摩擦なども、傷の治癒を妨げる原因となります。下腿や足は血流が比較的乏しく、立位や歩行によるうっ血も生じやすいため、難治性潰瘍の好発部位となります。
治療では、まず潰瘍の原因と治癒を妨げている因子を調べ、可能な限り改善します。
創の状態に応じて、壊死組織の除去、感染の制御、肉芽形成や上皮化を促す軟膏治療を行います。深い創に対しては、局所陰圧閉鎖療法(NPWT)やbFGF製剤を使用することがあります。その他、PRP療法、RIGENRA治療、EPIFIX移植など最新の治療も行っています。創の状態に応じて主治医よりご提案いたします。
保存的治療で治らない場合には、植皮術などの手術療法を検討します。腱や骨が露出している場合には、脂肪や筋肉を含む血流の良い組織で創部を覆う皮弁術が必要となることがあります。
糖尿 病などの全身疾患を伴う潰瘍は、治癒後も再発しやすい傾向があります。毎日の患部の観察、保湿、刺激からの保護、足の挙上、生活習慣の改善などを継続することが重要です。
リンパ浮腫
リンパ浮腫は、リンパ液の流れが滞ることによって、主に腕や脚に慢性的なむくみが生じる病気です。
乳がん、子宮がん、前立腺がんなどの手術でリンパ節を切除した後や、放射線治療後に発症する続発性リンパ浮腫が多くみられます。また、生まれつきリンパ管の発達が十分でないことによって生じる原発性リンパ浮腫もあります。
主な症状は、皮膚や皮下組織のむくみ、腕や脚の重だるさ、皮膚の硬化などです。蜂窩織炎などの感染を繰り返すこともあります。
治療では、スキンケア、圧迫療法、運動療法などを組み合わせた保存的治療を行います。症状やリンパ管の状態に応じて、顕微鏡下にリンパ管と静脈をつなぐリンパ管静脈吻合術(LVA)を行っています。
ただし、手術中に吻合可能なリンパ管を確認できない場合や、手術後に症状が再び現れる場合があります。手術後も、症状に応じて圧迫療法などを継続することが重要です。
爪の異常
巻き爪や陥入爪は、主に足の親指の爪の端が変形し、周囲の皮膚に食い込んだ状態です。
進行すると、痛み、潰瘍、感染、肉芽形成などを生じ、靴を履くことや歩行が困難になる場合があります。
・陥入 爪:局所麻酔下に皮膚に食い込んでいる部分の爪を根元まで切除し、爪を作る爪母をフェノールで処理する手術を行います。処理した部分の爪は生えなくなるため、治療後は爪の幅がやや狭くなります。手術は原則として日帰りで行い、所要時間は20分程度が目安です。ただし、病変の程度や手術方法、患者さんの状態によって異なります。
・巻き爪:爪を一度抜去し、爪の下にある爪床を平らに整える形成手術を行うことがあります。
また、超弾性ワイヤーを爪に装着し、爪の形を矯正する方法もあります。ワイヤーは1~2か月ごとを目安に位置を調整します。日常生活への影響は比較的少ない治療ですが、激しい運動を行う方には適さない場合があります。
ワイヤーによる矯正治療は、当科では原則として自費診療です。治療を中止すると、再び変形する可能性があります。
腋臭症 (ワキガ)
腋臭症は、腋毛が生える部分に多く存在するアポクリン汗腺の分泌が活発になることで、腋窩に特有のにおいが生じる状態です。一般に思春期以降に症状が現れます。
治療には、保存的治療と手術療法があります。
保存的治療
制汗剤(塩化アルミニウムローション)の外用や、ボツリヌス毒素Aの皮内注射(ボトックス、)あるいは塗布(エクロック、科研製薬)などを行います。症状の程度に応じて、まず保存的治療から開始します。条件を満たす場合には保険適用となります。
手術療法
においが強く、発汗量が中等度以上の場合には、手術を検討します。
当科では、腋窩の皮膚を切開し、皮膚の裏側に存在するアポクリン汗腺を脂肪とともに切除する剪除法(皮弁法)を行っています。
手術後は、血腫を予防するため、4~5日程度を目安に、厚いガーゼなどで腋窩を圧迫します。圧迫期間は、手術方法や創部の状態によって異なります。成人では通常は局所麻酔で行いますが、患者さんの状態などに応じて全身麻酔を選択することもあります。
合併症として、血腫、皮膚壊死、肥厚性瘢痕、腋窩のひきつれなどがあります。また、汗腺の再生などによって症状が再び現れる場合があります。
腋臭症の手術は、診断や治療内容などの条件を満たす場合には、健康保険が適用されます。保険適用の可否については、診察時に担当医 から説明します。
白斑症 (尋常性白斑症)
白斑症(尋常性白斑症)は、皮膚の色素が抜けて白くなる後天性の難治性疾患です。白斑症状が神経支配領域と関係なく全身に広がる全身型(非分節型、汎発型)と症状が皮膚分節に限局する限局型(分節型)に分類されます。全身型はメラノサイトに対する自己免疫疾患と推測されています。一方、限局型は病変部に一致して発汗異常が見られたり、ストレスで悪化するなどを根拠に自律神経の破綻が一因とされています。治療には主に皮膚科で行われている保存的治療と形成外科で行う手術療法があります。
保存的治療:ステロイド外 用薬、活性型ビタミンD外用薬、タクロリムス軟膏、紫外線照射療法(PUVA, エキシマレーザーなど)
手術療法:限局型が適応となります。1年以上病勢の進行がないことが条件です。全身型に行うことも可能ですが、再発する可能性があります。
①分層植皮術:本人の正常皮膚より薄い皮膚を採取し、白斑症の表皮を剥削した後に移植します。皮膚採取部は自然治癒しますが、キズアトが残ります。
②自家培養表皮移植:正常皮膚より少量の全層皮膚を採取し、その表皮のみを培養し、白斑症の表皮を剥削した後に移植します。皮膚採取部は縫縮します。2026年に白斑症に対する自家培養表皮移植が保険適用となりました(K014 皮膚移植術(生体・培養)。当科でも行っていますのでご相談ください。
アンチエイジング
当科では高齢者のQOL向上のために、アンチエイジング医療(若返り医療)としての高齢者の美容医療を主に行っています。保険の適用は無く、自費診療となります。
・まぶたのたるみ:まぶたが下がってしまい視野が狭くなった状態は眼瞼下垂ですので、健康保険での治療対象となります。下まぶたに眼窩内の脂肪が突出してできる膨らみ(眼窩脂肪ヘルニア)に対してはハムラ法による手術を自費で行っています。
・シミ・小じわ:加齢に伴うシミ、くすみ、小じわに対して、レーザー・美容専門外来で診療を行っています。病変の種類や肌の状態を診 察したうえで、適切な治療方法をご提案します。治療は自費診療となります。
・毛髪再生:RIGENERA®によるマイクログラフト移植を行っています。髪の生え際から少量の皮膚を採取して、毛包を含む真皮組織をRIGENERA®を用いて30-50μ大のマイクログラフトに加工して、頭皮に皮内注射します。毛髪再生には3ヶ月から半年程度を要しますが、効果には個人差があります。

